今回の中国でのPS4発売延期は、2015年最初の残念なニュースだった。
Xbox Oneも土壇場で発売延期になったため、その可能性はゼロではないと思っていたが、
まさか発売日の2日前に延期が発表されるとは思わなかったし、
Xbox Oneが延期発表から1週間で発売が開始できたのに対して、
PS4は延期発表から1カ月が経過したが、まだ正式なアナウンスを出すまでには至っておらず、
依然として予断を許さない状況が続いている。

 今回は台湾出張に合わせて、中国市場に詳しい様々な関係者にPS4の発売延期について取材したが、
発売延期の理由について確定的な情報を得ることはできなかった。
これはSCEJAがこれ以上の事態の難局化を避けるため、一切コメントを出していないことも大きい。
中国のゲームファンたちはPS4に関する新しい情報に飢えており、
ちょっとした一言が予期しない結果を生む可能性があるため、これは致し方ないところだ。

 噂ではシュリンク(パッケージの透明なフィルム)の包装ミス、
パッケージの表記エラー、コンペティターや一部流通業者による妨害工作、
ローンチタイトルのセンサーシップの問題、そしてリージョンロックに関する方針転換などなど、
様々な噂が飛び交っているが、もっとも可能性が高いのはリージョンロックとセンサーシップだ。

 PS4は世界統一規格としてリージョンロックが掛かっていないが、
中国の関係当局がPS4の統一規格の基本仕様と、その意味するところを十分に理解していなかった可能性がある。
もしくは当局としては理解していたが、一部のユーザーがリージョンフリーを問題視し、
対応を求める声が大きくなったため、対応を検討せざるを得なくなったという可能性もある。

 センサーシップについては、プラットフォーマーサイドが求めるゲーム表現の良し悪し、
規制の有無に関する明確な線引きを希望したことに対し、
ローンチのタイミングまでにキッチリとした回答が出なかったのではないか。
真相はわからないし、真相究明が本稿の趣旨ではない。
本稿ではTaipei Game Showレポートの締めくくりとして“リージョンロック”をキーワードに、
その本質的な意味と、リージョンロックが市場にもたらす影響について述べていきたい。


(以下リンク先で)
GAME Watch 2/12
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20150212_687807.html